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ガイソー京都南店

ブログ

スタッコ壁について

2017.04.02
 こんにちは!

お久しぶりになってしまいました。ガイソー京都南店の近藤です。

今日から間をあけることなくこちらのスタッフブログの更新をしていきますのでどうぞよろしくお願いいたします!

本日はスタッコ壁についてです。

写真の外壁のような柄をスタッコと呼びます。




スタッコの特徴はまず石材のような重厚な仕上がりの外観です。そして弾性があるというのが特徴です。

弾性があるということは地震などで揺れが発生した時に、揺れる動きに追従するため割れ(クラック)が発生しにくいのです!

しかしこのスタッコ、塗装する際には注意が必要なのです。

どんな注意が必要なのかというと塗装するときに一番最初に塗る下塗りです!

スタッコ柄に微弾性フィーラーという下塗り材が使われることがあります。

微弾性とあるようにスタッコと同じく弾性がある為クラックに強いという特徴があります。

「スタッコにも弾性があって下塗り材でも弾性がある下塗り材を使えばさらにクラックが起きにくくなるんだ!」

と思われる方が大多数だと思います。

しかーし、この弾性×弾性という組み合わせに施工方法をしっかり守らなけらば施工不良になりやすいのです。

どういうことかというと、弾性塗料は乾く際に水分が抜けて縮む現象が起こります。この縮む現象時に下地に凹凸があると均等に塗ることが困難です。

このスタッコ、写真からでも分かるように凹凸がかなりあります。

しっかり均等に塗れずに隙間が生まれることでそこが熱を持ちせっかく上から塗料を塗っても膨れてきてしまうことがあるのです。


(膨れてきてしまった外壁の写真です。)


対策は下塗り材にシーラーという弾性のない下塗り材を使う、洗浄後しっかり乾いてから塗装に入るなど注意が必要なのです。

このような情報は各塗料メーカーが注意書きをしていますが、そうした知識がないままに塗装してしまう業者がびっくりするほど多いのが実情です。。

騙されないためにも気になること、分からないことはいつでもお気軽にご相談ください!